CULTUREbook

タイの伝統的仏針とは?

SCARED SKIN

どのページも美しく勇壮なタイの人々のポートレートが並びます。

タイの仏教刺青「SAK YANT」(サクヤン、サックヤン)。
多くは、工場労働者、トラック運転手、露天商などが、
貧困から脱出したい、危険な仕事から自分の身の安全を守りたいなど
それぞれの思いを持って、僧侶に入れていただく
「護符、お守り」の意味がある刺青。
そして、その図柄には、ひとつひとつに意味があり、
仏像、寺院、虎や鳥といった動物のモチーフ、それを囲む文字などが、
シンメトリーな構図で身体に刻まれることが多い。

2011年に発売された「SCARED SKIN」Thailand's Spirit Tattoos by Tom Vater は、
その「SAK YANT」を全身に刻んだ、言わば刺青の鎧をまとったかのような
タイ人のポートレイトを中心に、それぞれの図柄の意味などがテキストで綴られている写真集。
近年は、タイ以外の国籍の人も多くこの「SAK YANT」を入れるために訪タイしているのだけど、
護符に望みを託して、祈りを込めて、褐色の身体に刻んでいる
タイ人の「SAK YANT」が一番美しいと思う。

2013-07-17 18:12:05byAya Miyake