FOODfood culture

まだ見ぬ食の冒険!ランナー料理の世界。

Lanna Food

前回のポストではバンコク近郊にある北タイ料理のおいしい食堂をご紹介したのですが、
北タイ料理は、チェンマイを中心にした周辺の北部各県の郷土料理で、
総じてランナー料理ともよばれます。
ココナッツミルクをはじめとする油脂をほとんど使用せず、
北タイ地方の豊かな自然の育みである野草や農作物をメインに、
乾物や発酵食品を組み合わせる調理方法が特徴で、タイ料理のルーツとも言われています。
食材の調達が困難なため、またその調理法を記す本がほとんどないために、
タイ国外(もっと言えば北タイ地方以外)でランナー料理を食べることは
ほとんど出来ないのですが、2007年にチェンマイ大学図書館が取り組みをはじめた
Lanna Food」プロジェクトのサイトでは、29名の専門家から集めた160品のレシピを
公開しています。…と言っても、ごく一般家庭のお母さんやお父さんたちが
提供しているレシピも数多くあり、「ランナー料理」が、北タイ地方の各家庭で
継承されていく「おふくろの味」「家庭料理」であることが伺えます。

調理法によって17セクションに分類された(私達にとっては)未知のタイ料理たち。
例えば、แกง( Kaeng / ゲーン)。日本人にもお馴染みのゲーン・キャオ・ワーン
(グリーンカレー)の「ゲーン」です。
これは便宜上、外国では「カレー」と訳されていますが、
どちらといえば、さっと煮た「汁物・スープ」にニュアンスが近い料理の総称で、
このセクションだけでも40種類以上のレシピが公開されています。
私自身も食べたことのない食材や料理がほとんどなので、
レシピを眺めては、それらの料理の味を想像し、
「一度でいいから食べてみたい」(と、どこかで聞いたことのあるフレーズで失礼!)
とため息をもらすばかり。ただ悲しいことに先にも書きましたが、カオソイ(イエローカレーヌードル)やナムプリックオム(北タイのミートソース)のような定番のランナー料理以外を普通のレストランで食することはなかなか難しいのです。
「これだけ私の食欲を刺激しといて、そんな殺生な!」と、
乙女心をもてあそばれたような(?)、なんだかすこし腹立たしい気分!(笑)
「でも、どうにかして食べてやる!」と挑戦的な気持ちにもなるのでした。

タイを旅することへの欲求は果てしなく続く…。


リンク先 : Lanna Food
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2014-01-27 17:11:00byAya Miyake