FOODdiner

夜来香のつぼみ〜タイの食用花

ดอกขจร

日本に、菜の花や菊があるように、タイにも「食べる花」があります。
今日ご紹介するのは、ดอกขจร / ドークカジョン。
夜来香(イエライシャン)の花のつぼみです。
市場ではかならず見かけるごく一般的な食用花で、
炒めたり、サラダにしたり、スープにしたり…と用途も多様。
私のおすすめは、豚挽肉と一緒にナムマンホイ
(タイのオイスターソース)で炒めた「パットドークカジョンムーサップ」。
芽キャベツに似た味わいで、ほんのり甘みのあるカジョンのつぼみと、
ジューシーな豚挽肉、あっさりと軽めの味付けがとってもおいしい料理。

中でも、ครัวอัปษร ( Krua Apsorn )という食堂のものがお気に入りで、
房状になっている小さなつぼみを、ひとつひとつ丁寧にばらしたものを使っているのでソースと絡みやすく、火入れの頃合いもよいので食感が抜群です。
たまに屋台で頼むと、ごろっと房のまま炒めたものが出てくるのですが、もさもさとして食べにくく、おいしさ半減。手間を惜しまずにつぼみをばらすことが、この料理のポイントなのだと思います。

そして、クルアアプソーンに行くなら、もう1品!
かならず食べるのは「ゲーンルアン・サイブア」(蓮の茎と海老のスープ)です。
まったりと舌に絡む濃厚な海老味噌が溶け込んだルアン色(黄金色)のスープは、甲殻の旨味爆発。あとから追いかけてくる酸味、甘味、辛味のコントラスト…本当にあなたが大好きです!と今にも告白したくなるほど私好み。そしてしゃくしゃくとした蓮の茎の食感が楽しい。茎の中の小さな空洞に染みているスープが、噛むたびにジュワッと出てくる感じ!

この食堂は、他のお料理もはずれがなく比較的マイルドで、食べやすい味付け。でも、私にはちょっぴり物足りない(笑)ので、ここでは決まって上記の2品しか食べません!きっぱり!(でもこの2品は非常におすすめです。)

余談ですが、タイでは蓮の実や茎を食するけど、なぜかレンコン(蓮の地下茎)は料理にはほとんど使わないそう。日本と逆なのね。カノム(お菓子/デザート)として、ノドが焼けそうに甘い、シロップ煮の輪切りレンコンはヤワラーの屋台でよく見かけるけど、あれは中国由来のものなのかなぁ。

2014-01-31 17:20:39byAya Miyake